新刊情報 – ページ 2

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一掬

【オリジナル句集】
句集/一掬
著者/鞆田 游
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

指先のしづかな力大旦

生きることは、即ち為すべき事と向かい合うこと。この信念に貫かれた、鞆田游さんの日々はエネルギッシュで清々しい。作品も不純物がなく自らの感性に忠実である。心酔した鷲谷七菜子の句碑を近江に建立、その命終を見守ったおひとりである。

奥名春江
玉手箱

【オリジナル句集】
句集/玉手箱
著者/奥山ゆい
判型/四六判上製/カバー装
価格/2600円(税抜き)

とりたてて何もなき日や胡瓜漬

作者が俳句を始めたのは平成十九年のことであるが、それより五年程前から座に加わって連句を行っていた。それも、連句そのものが好きだから巻くという雰囲気の中においてであった。連句から先に入った人は数少ない。その数少ない人である作者によって、俳句と連句の統合化された世界の実現する日が待ち遠しい。

大野鵠士(「跋」より)
耕人

【オリジナル句集】
句集/耕人
著者/菅原幸人
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)

灯台の白は寒夜に耐える白

昭和四十三年、「天狼」冬のキャンプ福山大会の互選一席の句です。誓子先生と互選を争って、互いに名乗りあったのが忘れられません。前回の句集完成後に、妻にその様子と共にその句を載せ忘れたことを話すと「馬鹿じゃねえ…… 」と笑われました。今回の句集にその句を載せることで、亡妻もあちらで苦笑しているでしょう。

(「あとがき」より)