【オリジナル句集】
句集/東京の雑煮
著者/星野こうき
判型/四六判並製/カバー装
価格/2400円(税抜き)
縁先に妻を呼びたる良夜かな
何気ない、何の衒いもない句なのではあるが、星野君を現して一点の曇りもない。彼のやさしさ、静かさ、穏やかさが匂い出ている。この句を読むと、彼のいつも変わらぬ笑顔を思いだすだけでなく、おい、傘寿を寿ぐにはまだ早すぎるんじゃないか、とからかってみたくなる。
斎藤惇夫(「序」より)