【その他】
句集/バタ付きパン
著者/田川ひろ子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2200円(税抜き)
わたくしを鎮めるやうに兎撫づ
まるで不思議の国のアリスのような人だった。少女がそのまま大きくなったみたいな、真っ直ぐな眼に見詰められるとなんとなくたじろいでしまう。淋しがりやで非常にデリケート。人間としての不安感というか、アリスのような未知への不安感がいつもつきまとう。
岸本マチ子
【オリジナル句集】
句集/石の一滴
著者/北村眞貴子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)
立秋の石の一滴石の渦
石の一滴は集まって川の流れとなり、やがて大河となり渦を成し、果ては悠久の大海へ消えてゆく。そこに人の一生を見る思いがした。
「あとがき」より
【オリジナル句集】
句集/百灯
著者/安宅智子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
冬休み百灯のごと娘の居りぬ
安宅智子さんは、自分の人生を「俳句を通して楽しく見つめる」という習慣を身に着けている。俳句が寄り添った人生を歩む人は、自分を俳句によって癒すだけでなく、俳句活動を通して周りのひとも癒す。
西池冬扇(「序」より)