【オリジナル句集】
句集/輪中の空
著者/七種年男
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)
どんどの火輪中の空をつらぬけり
大垣は芭蕉が「奥の細道」の旅を終えたむすびの地としても知られている。洪水から集落や田畑を守るため、周囲を輪中と呼ばれる堤防で囲んでいる。私は「沖」を継承した時「人が作らない俳句、人が作れない、さらには人が納得する俳句、人が感心する俳句」を目指したいと提唱した。七種さんの句も正に「ルネッサンス沖」の理念に適うもので俳人としてさらに詩質を高められた作品である。
能村研三