【オリジナル句集】
句集/蕎麦の花
著者/塙 月夜
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
しづかなる家をちりばめ蕎麦の花
手取川扇状地であります金沢平野の蕎麦畑を観て作られた句で、この句集の題名はこの作品より付けられました。蕎麦の花の盛りの畑の光景を髣髴させる句であります。
【その他】
句集/俳句有情
著者/田島和生
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)
句作50年の折々に書き綴ったエッセイ集。
身辺雑話から現代俳句への思いと俳句表現について考察し、200人近い近世、近代、現代俳人たちの秀句の数々を取り上げ、鑑賞する。
【オリジナル句集】
句集/倶生
著者/藤崎 実
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
汝も吾もいつかは去る世かげろへり
句集名は、文字通り、「生を倶にする」ということです。私は妻子はもとより、多くの親戚、友人に恵まれました。とりわけ、俳句の連衆とは「倶に生きて来た」との思いがあります。
【オリジナル句集】
句集/多次元
著者/大野鵠士
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
流れ星五次元世界虚か実か
今、私の目の前には、まだ耕したこともない途方もなく肥沃な土地が横たわっており、新しい風景が開けている。「時々の初心忘るべからず」の言葉が、頭に響く。
【オリジナル句集】
句集/星祭
著者/甘糟怜子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
願ひより祈りのふえて星祭
星祭と言えば誰もみな願いをこめて短冊を吊るす。しかし、一人となった作者には、願いより祈りが多いという。「祈り」とは、もちろん、亡き御主人への祈りだ。「星祭」の季語が美しく哀しい。集中、白眉の一句だと思う。
【オリジナル句集】
句集/翌檜
著者/森田ていじ
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
畝つくるひとりの時間水鶏鳴く
この度、序文を書くにあたり、初句集であることを知り、驚いている。何と控え目なことと。ていじさんのすべて詰っている句集であり、豊かな人生が詰っている句集でもある。