【オリジナル句集】
句集/流水
著者/大西恒生
判型/四六判並製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)
過ぎし日を流して迅し秋の水
われわれの日々の生活とは、言ってみれば小さな“悔い”の積み重ねであろう。 それがきれいに洗い流され、また日々新たに迎えることができるのであれば、どんなにか爽やかであろうか。 しかしそれはなかなかに叶わぬことである。せめて後悔することを少しでも減らすことができれば…。
【オリジナル句集】
句集/言霊の幸
著者/本城布沙女
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
金泥にもの書く遊び月今宵
私の宗教観の基となる「神道」の言霊の幸にあやかり、古来の言語の優雅を音曲に、舞に、俳句にと、心の拠り所を見ほとりにした生活を通じて、句集名を「言霊の幸」と題しました。句作三十四年間の善言を取り上げ神仏への感謝の表白といたしました。
【オリジナル句集】
句集/風見鶏
著者/村杉踏青
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
青蔦のまだ届かざる風見鶏
診察室から生まれた秀句はあげればきりがない。医師で俳人は珍しくないが、毎日の仕事の中から、つぶやきのように心を打つ句を詠む俳人は珍しい。打坐即刻、ひらめけば即座に一句にする写生の精神がよく見についているのだ。写生の精神は、医業の句に限らない。あらゆるものが心に響けばすぐに一句になる。
【その他】
句集/君住む街角
著者/花森こま他
判型/四六判並製/カバー装
価格/1905円(税抜き)
表現という行為を選んだ背景や理由はさまざまだが、だからこそ、わたしという人間を媒介として、「逸」という場に立っているひとたちを、さらに、明るい光のさす広場にお迎えしたいと思った。 つまりは、このアンソロジーは、いろんな場所でいろんな生き方をしている、いろんなあなたやわたくしに向かっての恋文である。