【オリジナル句集】
句集/海上都市
著者/前野美枝子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)
登高や海上都市を一望す
この句集全体を通して美枝子さんの俳句には「かつらぎ」が主張し、追い求めている「作者の気持ちが読者の心に響く写生句」の精神が充ち満ちていると思いました。
【オリジナル句集】
句集/銀河仰ぎし
著者/朝倉由美
判型/四六判並製/カバー装
価格/2200円(税抜き)
焼け跡に銀河仰ぎし頃思ふ
平成三十年に私は八十八歳を迎えました。自分自身あまり実感もなく、あらためて驚いて居ります。その私が何故、第二句集などと大それた事を思いついてしまったのか、決心するまでには紆余曲折考えあぐねる毎日でした。でも私のような一人暮しをして居りますと何とか生きてきた証が欲しいと思うようになりました。
【その他】
句集/ゆけゆけ彸ちゃん行状記
著者/藤田彸雄
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)
新社員一人一人に社主の声
“敗戦から十五年を経た日本は、まさに復興が緒に就き、右肩上がりの「経済発展路線」のスタートに立っていた。藤田?雄氏は、創業四十三年の松下電器産業株式会社に入社されたのだった。「?雄」の名を背負って、会社の発展と自己実現を目指し、藤田氏は「辣腕企業戦士」として敏腕を奮う人生をスタートさせたのであった。 豊かになりすぎた日本が、日本人が再考しなければならない課題の答えがこの著にはある。”
【オリジナル句集】
句集/野水仙
著者/井本洋子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
生涯を農一ㇳ筋に野水仙
お母さんを亡くし、幼い弟さんや妹さんのお母さん代わりとして懸命に働かれた洋子さん。小柄な五体に秘めた不撓不屈の精神には驚嘆させられる。
【オリジナル句集】
句集/一庵
著者/粉川伊賀
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)
火の山の裾の一庵吾亦紅
『一庵』は、『南北』につぐ粉川伊賀さんの第二句集である。公務退職後、俳句に復活、観照一気の俳句の道に旺盛な活動を見せている。一日十句の道を己れに課し、一庵(水尾が「風鳥庵」と銘名した北軽井沢の山荘)を鍛錬の場として精進していることは、さすがである。悠々自適、自然を敬い、自然を通して人生を詠む真実己れの道を、平明誠実に尽されんことを期待する。
【オリジナル句集】
句集/鈴
著者/角田智子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
鈴音のひびきを花の声かとも
ご主人と二人の母上のご供養のため智子さんは四国八十八ヶ所を巡る計画を立てる、それも二ヶ月掛けての「歩き遍路」だという。「春野」への投句は旅先から届く。厳しい道程の中で、お遍路さん達の鈴音に導かれ、鈴音に背を押されるような不思議な感覚を味わったと言う。智子さんは、遍路で様々な経験を積み何か吹っ切れた感じがする。