新刊情報 – ページ 77

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航跡

【平成俳人叢書】
句集/航跡
著者/大星たかし
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

交はれる航跡十字聖五月

余生のこれからも、阿波野青畝・森田峠両先生の教えを忘れることなく、詩情のにじむ文学性に富む句を目指したいと念願しています。

「あとがき」より
初志

【オリジナル句集】
句集/初志
著者/宮邉博敏
判型/四六判上製/カバー装
価格/2600円(税抜き)

天主堂仰ぎて村の土筆摘む

今村は弾圧の世も信仰を守り続けた隠れキリシタンの末裔の住む村である。明治末から大正初めにかけて信徒によって建てられた煉瓦造りの聖堂がある。今も日曜ごとにミサが行われている敬虔な信徒村は博敏さんにとって憧れの地であり、友子さんのための?りの場でもあったのだろう。

西村蓬頭
沈黙は距離

【平成俳人叢書】
句集/沈黙は距離
著者/中村克子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

虫にならないかと誘われてかなかな

集中特に一句をと云われれば、ためらわずにこの句を挙げる。一見何を云っているのか不可解だが、その得体の知れなさの中にある、えも云われぬとぼけた味わい、懐の大きさに、むしろ唖然とさえするのである。

山崎聰
鐘の行方

【オリジナル句集】
句集/鐘の行方
著者/下山文子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

年の夜の鐘の行方に耳すます

俳句の骨格を崩さず、それでいて古くさくなく、瑞瑞しい情感が読む側に説得力を持たせるのです。鐘の行方にじっと耳をすませる心が、数々の辛酸の過去を乗り越えてこれからの希望に満ちたものであることを切に願うばかりです。

古賀雪江「序」より
花朧

【オリジナル句集】
句集/花朧
著者/橋元文子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

創りたる詩を墨書して花朧

今日まで生きた道程の証として、米寿記念の第二句集

いるかのジャンプ

【オリジナル句集】
句集/いるかのジャンプ
著者/佐分靖子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2200円(税抜き)

海霧晴れゆくいるかのジャンプにどよめいて

句集『いるかのジャンプ』は『若狭ぐじ』に続く第二句集で平成十六年から三十年までの三百三十句を収めました。

「あとがき」より