新刊情報 – ページ 76

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偉大なる故郷

【その他】
句集/偉大なる故郷
著者/井口三千子
判型/四六判並製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

一湾は風邪にかがよひ鰆干す

「平維盛が祖先だった!?」自身のルーツを探して佐賀県嬉野市塩田町近隣の歴史を辿る。巻末に俳句百句を収録

体感

【俳句ライブラリー】
句集/体感
著者/横須賀洋子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)

大根洗う一人娘を抱くように

句集『体感』は、私の第四句集です。私意識からの脱却をはかりたいと模索しながら半世紀を送りました。結局、「今日の自分自身」が、私の俳句の原点であることに変わりなく、いまも、生きるよすがに俳句をつくっています。

「あとがき」より
万燈会

【オリジナル句集】
句集/万燈会
著者/西本才子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

杜の闇手を取り合うて万燈会

節分の夜、奈良春日大社の境内に連なる石燈籠と、寄進された回廊の釣燈籠に一斉に灯がともされる。底冷えの闇に浮き上がる灯が美しく、大社が最も典雅に輝きわたる時である。かつて師の綾子もここを訪れて句を残した。作者の感激も如何ばかりか、「手を取り合うて」に表れている。

小林愛子
金魚

【オリジナル句集】
句集/金魚
著者/矢島康吉
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)

掬わるることに慣れたる金魚かな

矢島さんの第一句集『紅枝垂』の出版の折、私は版元の編集者として手伝いをさせていただいた。それから十数年。心安く接することができる句という点では変わりはないが、随所に飄然とした可笑しみが漂うようになった。これは矢島さんの心懐に、一層の闊達さが加わったことに因るものだろう。今回の句集も厳選である。その潔さを佳しとしたい。

村上鞆彦
ちちとははと

【オリジナル句集】
句集/ちちとははと
著者/秋山武夫・三千子・智子
判型/四六判並製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

夕顔の一つの花にちち在す

“父が百寿、母が卒寿を迎える頃に第二集をまとめられたら、ということを目標にして俳句を続けてきました。遺してくれた二人の句のその一句一句に触れるたびに、両親への思慕に浸る毎日でした。 両親やそれぞれの祖父母たちの写真を載せたことは、あまりにも短かった家族の時間を、この句集の中で永遠に寄りそって欲しいという私の何よりの願いであります。そして私もまた、この句集の中に、父と母と永遠に共に生きたいという、切なる思いでもあります。”

「あとがき」より
何かいいことありさうな

【その他】
句集/何かいいことありさうな
著者/諸岡正明
判型/変形判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

夏の旅何かいいことありさうな

平成も最後の年になった。今までは写真に俳句をつけたものを中心として出版してきたが、今回は色鉛筆画に俳句をつけて病院の廊下、ギャラリーに展示してきたものを主としてまとめた。

「あとがき」より