新刊情報 – ページ 210

  • HOME
  • 新刊情報 – ページ 210
蝶ほどの

【俳句ライブラリー】
句集/蝶ほどの
著者/荒井八雪
判型/四六判並製・カバー装
価格/2,095円(税抜き)

山藤の鼠返しを巻きもどる

蝶や虫、鳥や草花、其の外の自然のものたちの持つ不思議な力にいつも驚き、それを俳句にしたいと思いやって来た。力は遠く及ばないが、それはこれからも続くだろう。

(「あとがき」より)
寒の杉

【ベストセラーシリーズ】
句集/寒の杉
著者/豊田邦和
判型/四六判上製・カバー装
価格/2,476円(税抜き)

永年教育畑を歩んできた豊田氏は、いま、晴耕雨読の生活にいそしんでいる。自然に立ち帰ることが究極の願望であったかのように、一鍬一鍬ひたすら土を耕し、己れを耕す。ここに収められた句々は、その収穫の結晶であり、活力に満たされている。

青柳志解樹
藻の花

【オリジナル句集】
句集/藻の花
著者/杉浦湖畔
判型/四六判上製・函入り
価格/2,667円(税抜き)

藻の花の揺らぐは心の揺らぐに似

水面に揺れている藻の花を見つめていると、心をゆさぶる感動となってくると詠ってあるのであって把握の様が佳い。

太田 嗟
方壺以前

【オリジナル句集】
句集/方壺以前
著者/菊地一雄
判型/変形A6判上製・函入り
価格/円(税抜き)

青春時代は肺結核を病み、生死の境をさまよっていた。失望と哀感のうちに偶然出会ったのが、石田波郷先生の『惜命』時代の作品であった。ただちに入門を決意し、承諾を得たときの感激はいまに忘れ得ぬ喜びである。 その波郷先生の「鶴」誌時代の若書きの作品を、今日まで埋もれたまま放置してきた慙愧の念と、また亡妻への一縷の手向けの憶い、さらに「往還」発足二十五周年を祝す意を重ねて、この句集の刊行にふみきった。

(「あとがき」より)
蝶の墓

【オリジナル句集】
句集/蝶の墓
著者/尚野頼子
判型/四六判上製・カバー装
価格/円(税抜き)

あをあをと 蝶の捨身は 昨日より

第一句集から十年以上経っている所為もあるが、尚野頼子の作風は形式の桎梏から解き放たれ、自由に、思う処を闊歩している印象であった。端正さを卒業、何時からか内部に燻っていたものが、一気に燃えだした―そんな作風に変貌して来ている。

中原道夫
聖五月

【オリジナル句集】
句集/聖五月
著者/中西碧秋
判型/四六判上製・カバー装
価格/円(税抜き)

素晴らしい俳句人生であった。 作品は平成十七年より二十年の四年間の三百二十九句と「年輪」雑詠巻頭の七十六句を収録した。