【和華双書】
句集/兀兀
著者/大里えつを
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)
兀兀と闇煮凝はすぐ溶ける
句集最後の句の不思議な漢字「兀」と、このそら恐ろしい時空の不思議が私の中で重なってしまい、捨て難い句になってしまいました。
【その他】
句集/秀句鑑賞歳時記
著者/高橋悦男
判型/四六判並製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
俳句は作句と鑑賞に分かれるが、両者は不即不離、表裏のごとく一体となっており、鑑賞なくして作句なく、作句なくして句を充分に味わうことは出来ない。多くの句を読まなければ、句作の上達は望めない。また、句を作ることによって、ただ読むだけでは解りにくい俳句独特の表現の奥にある深い意味を知ることが出来るのである。 すでに俳句を作っている人にはもちろん、俳句を作らない人にとっても、本書が俳句をより幅広く、より深く知る一助となり、ひいては、俳句実作へのきっかけにでもなれば幸いである。
【オリジナル句集】
句集/日の神
著者/簔口民子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
日の神へ供物のごとく梅を干す
民子さんとの付き合いも三十年近くになるが、この人程仲間から信頼される人を私は知らない。 父君は会津の出身だという。一本筋の通った作者の生き様は、正に会津の血といってよいであろう。
【オリジナル句集】
句集/光のうつは
著者/本多俊子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
音と匂いと光と色が織りなす心の世界、魂の世界。 本多俊子の精神の風景がそこに在る。
【オリジナル句集】
句集/難波津
著者/山田圓子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2857円(税抜き)
私は四年前第三句集を出そうと思った。息子が、大阪住まいが永かったので、「大阪」としたらどうかと言うので、「難波津」とした。茨木和生先生と西田野李男先生に見てもらった。茨木先生は「難波津」という言葉を使った句が欲しいと言われた。平成十九年以後は自選。自選はどうしても甘くなり句数が多くなった。
【オリジナル句集】
句集/冬麗
著者/武石美津
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)
冬麗の小舟一艘浮びけり
郷土の伊佐沼での作。 ひそかさと冬のうららかさ。 そこには作者の安穏を祈る心が寄り添っている。 景に情を寄せた諷詠。 印象明瞭な句である。