【200句精選】
句集/寸陰
著者/池田昭雄
判型/四六判並製/カバー装
価格/1905円(税抜き)
水神の祠の下に魚簗を打つ
ようやく、この十年の歩みを振り返ることが出来たと思っております。このような充実した時間を持ち得ましたこと、これも俳句が身近にあったからだと感謝しています。
【俳句ライブラリー】
句集/里山三角点
著者/鱸 鉱志
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)
三角点蕨に埋まる十明かな
一般には三角点とは何のことだろうと問われるが、三角測量の基準点で花崗岩又は金属の標識である。この無機質なものを入れると詩性が損なわれ易いが、蕨・桜・青嶺などを配し一句をやわらかに包んでいる。
【オリジナル句集】
句集/風に吹かれて
著者/柳田 寛
判型/文庫版・ビニールカバー装
価格/952円(税抜き)
秋風や忘るるために海見つめ
秋風に押されるようにしてやって来た海。忘れたいこととは何であろうか。それは他人に話すことではなく、身の底を打ってくる波をひたすら見つめ、己に問うて解決してゆくばかり。
【オリジナル句集】
句集/暫
著者/深田雅敏
判型/四六判並製/カバー装
価格/2300円(税抜き)
「暫」と両手で冬を押し返す
「暫」は歌舞伎十八番の一つで、荒事(あらごと)の代表的な演目である。その「暫」を踏まえて、「冬」の厳しい寒さを両手で押し返す、と言ったところが一句の眼目である。あえて言えば、深田氏の人生観を看取する。病気や多忙に負けず、積極果敢に生きようとする心意気を感ずる。
【その他】
句集/「九年母 堺花野会」合同句集
著者/九年母 堺花野会
判型/四六判並製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)
吉兆結ふ笹擦れの指かばひつつ
「堺花野会」の俳句会は吟行地に恵まれて会員も増えこそすれ減らず頼もしい句会。吟行は句作上達に役立ち句仲間の親睦にかかせない。
【オリジナル句集】
句集/赤の鼓動
著者/小笠原玲子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
鮮烈な赤の鼓動や曼珠沙華
日記を綴るように毎日「俳句スケッチブック」なるものにメモをしています。これからはゆっくりと作句して行きたいと思います。 日記を綴るように毎日「俳句スケッチブック」なるものにメモをしています。これからはゆっくりと作句して行きたいと思います。