【オリジナル句集】
句集/貝の化石
著者/西池みどり
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
小春日が暴くジュラ紀の不整合
天地や、小さな花や虫たちの発するシグナルに耳を澄ませていたい。言葉の持つ不思議な力を信じながら。
【オリジナル句集】
句集/生地
著者/川合憲子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
深秋の生地に風を聞く日かな
私はこの地に生を受け、育てられ、今年古希を迎えました。今までに出会うことの出来た人たちに感謝し、今あることを幸せに思います。
【平成俳人叢書】
句集/米寿
著者/井出正仁
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
枝垂桜天蓋にして夢いまだ
教職四十年。その後約三十年。その間の最大の願いは自閉症者の学校法制化である。現在まだ実現していない。生きている中に実現したいものである。
【その他】
句集/落し水
著者/萩原昇風
判型/四六判並製/カバー装
価格/2250円(税抜き)
役割を果たして晴れて落し水
昇風さんは、六十代の坂をのぼりつめる段階で俳句にめぐりあった。平成二十八年に古希になるのを記念し、句文集を出すことになる。『落し水』とは落合水尾にかなう句集名である。この句を見ても、叙情には気負うばかりではない、品のよさ、やわらかさを感じる。
【その他】
句集/私の俳句入門
著者/国光六三四
判型/四六判並製/カバー装
価格/1000円(税抜き)
古今の名句鑑賞
芭蕉・蕪村・一茶・から子規・虚子まで、近年では山田弘子の名句の鑑賞を通して、読者とともに俳句の本質を探る。芭蕉の紀行文を、他の登場人物の目でやさしく伝える新ジャンル「俳諧小説」を併せて収録。
【俳句ライブラリー】
句集/穂波
著者/田中義春
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)
去年今年堰越え流る穂波川
穂波川という名をもつ故郷の川の写生句である。「去年今年」という季題によって、作者の思いは、目の前の川の景を超えて、これまでの家族の月日、故郷の月日を回顧する。