新刊情報 – ページ 104

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組曲 岩手日和 作品2

【オリジナル句集】
句集/組曲 岩手日和 作品2
著者/馬場吉彦
判型/四六判並製/カバー装
価格/3000円(税抜き)

代搔の規矩実直に平泉

本句集は十の組曲からなっている。俳句の場所としての岩手を、先人たちの作品を通して、俳人の眼であらためて見つめなおしたのが、本書である、と言える。

「あとがき」より
系譜

【オリジナル句集】
句集/系譜
著者/中島修之輔
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

偏屈は反骨に似て青林檎

著者が「港」に入ってこられて、すぐに直感したのが著者の作品が知的であり、その知的な作品に流れているのが、「反骨」ということであった。「反骨」、こう思われるのは、その人が意志的であるということである。いわば「日和見」という言葉と対峙するが、この「反骨」は自信と知性がなくては、只の変り者にしか見えない。ゆえに、氏の作品の底に「反骨」の気脈がながれていることに強く共感したのである。

大牧 広
遠花火

【平成俳人叢書】
句集/遠花火
著者/中村和男
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

遠花火母の眠るを見ていたり

産土への思いは己が親や祖々への思いでもある。この一集は、「俳句らしい俳句」から「自身が目指していた俳句」へ、そして「自分自身の俳句」への十七年という歩みである。

寺井谷子
そして今(二)

【オリジナル句集】
句集/そして今(二)
著者/山内美子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

千の風合唱団より春兆す

この句集から、美子さんと智弥子さんふたりの絆を、読んだ人にも受け取ってほしい。人が人に惚れる、特に女性が女性に惚れるということは、そういうことなのであろうか。

石 寒太
背なでて

【オリジナル句集】
句集/背なでて
著者/今泉かの子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

眠るまで背なでてやる秋の夜

家族を詠んだ句が本句集のピークをなすところで、句集名とした句は熱い。母親の情愛がストレートにこの四文字に凝縮されて、読む者の胸を熱くする。

加古宗也
道

【平成俳人叢書】
句集/道
著者/さとみうしほ
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

この道を新しくして沙羅の花

『道』は、私の最初で最後の句集です。加藤楸邨先生がお亡くなりになりスランプで俳句が作れなくなった時、俳句の先輩の中で私を助けて下さる方がいて、少しずつ作句できるようになり、今ではのびのびと俳句が出来るようになりました。

著者