め〜る一行詩 優秀作品 2017年4月

ハルマゲドンの跫音ひゞく薄暑光     悠
偏頭痛顔を上げれば水平線        吉野ふく
決着をつけた背中の初音かな
曖昧な笑み陽炎に紛れこむ
混沌に穀雨静かに沁みとおる
やわらかな四月の指で撫でられる
スイートピーちゃらんぽらんの風あそぶ  城内幸江
亀鳴いて夢の手枕返しけり        三泊みなと
亀鳴くや暗渠に昼夜なき流離       青 萄
ととのひて父は柩に花の雨        垣内孝雄
花の旅窓にひとひら乗せて行く      まどん

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