第16回
健吉賞
   決定!!

推薦者の弁    金兜太  氏    「海程」主宰

第16回山本健吉賞に寺井谷子氏を推す


  理由。15年戦争期に盛り上がりを見せた「親興俳句」は、政治の圧力の下に影を潜めたが、 圧力の強かった京都(そして京阪)、東京、そして北九州を中心とする九州では根深く潮流を保って、今日も続いてる。 そのうち北九州中心の活気は、横山白虹から寺井谷子へとつづく父子の力強い詩精神によるもので、 殊に白虹亡き後の谷子の情熱と活躍には敬するものがある。

  新興俳句は戦後俳句の模索に中心に位置して、その純度とエネルギーを保証して来たが、これからも益々、 俳句の質と美の向上のために尽くしてゆくだろう。寺井谷子の存在の大きさも更に膨らむこと間違いない。

金子兜太氏
(選者:金子兜太氏)

受賞    寺谷子  氏    「自鳴鐘」主宰

  • 受賞作品
  • レース編む手が緑蔭への触感
  • まぼろしの蝶生む夜の輪転機
  • 死後の桜が合わせ鏡の奥の奥
  • 軍鶏蹴り合う百のぼたんの風の中
  • 月光を父の後ろに居て浴びる
  • ―『月刊 俳句界』自選五十句より一部抜粋

過去の寺谷子氏のインタビュー映像

  

健吉賞について

文學の森では、今日の現代文学、特に詩化の発展に 多大な功績を残した評論家・山本健吉氏を顕彰した 山本健吉賞を設立し、俳人・金子兜太氏の選考によって表彰しております。

選者 主宰
金子兜太 正賞/硯 山本健吉賞実行委員会
副賞/30万円 株式会社文學の森

株式会社文學の森  代表取締役社長  姜 琪東
山本健吉賞実行委員会  山本 安見子

トップページに戻る