
2018 年 05 月刊行書籍

【 オリジナル句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 好日
- 著 者 /
- 池田昭雄
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
鵜来島も沖航く船もおぼろなる
春夏秋冬の一瞬を言い留めることが宇宙の無限に通じ、大いなる慰安に生かされている喜びを嚙みしめております。
「あとがき」より

【 オリジナル句集 】価 格 / 1,700円(税抜き)
- 鑑賞集 /
- 青畝俳句散歩
- 著 者 /
- 佐久間慧子
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
鮟鱇のよだれの先がとまりけり
磔像の全身春の光あり
4Sの一人阿波野青畝の代表句を最も身近で薫陶を受けた著者が鑑賞磔像の全身春の光あり
俳誌「葡萄棚」創刊号より続く好評連載を単行本化

【 俳句作家選集 】価 格 / 2,571円(税抜き)
- 句 集 /
- 風鈴の音色
- 著 者 /
- 冨所千草
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装
風鈴の途切れて音色たて直す
群馬大学教育学部教授を定年退職した後、第二の人生として俳句の道を選び音色の違う人生を歩む作者。難しい言葉は使わず日常の延長のような佳句。千草風鈴は見事に第二の人生を詠いあげる。
武藤あい子

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- ふくらんで
- 著 者 /
- 伴場とく子
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装
ふくらんで封書の届く小春の日
身のまわりの些細な事象を契機として、作者の心の襞にもぐり込んでいる思いを浮き上がらせることに成功しています。
橋爪鶴麿(「序」より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,500円(税抜き)
- 句 集 /
- ホモサピエンス
- 著 者 /
- 飯塚國光
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
激流の岩にとりつく冬鷗
激流の中に岩が突き出ている。その岩に一羽の鷗がとまっている。一歩まちがえれば激流に呑み込まれそうな場所に、鷗はなぜとりついているのだろう。轟々たる響きの中に、鷗はどうして留まっているのだろう。不思議な感じがしないでもない。この冬鷗の行動はしかし、ある日ある時の私たちの蒙昩ぶりを暗示しているようにも受けとられる。その時私たちは、激流の危険を感じとっていない。
大串章(「百鳥の俳句」より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,500円(税抜き)
- 句 集 /
- 広葉樹
- 著 者 /
- 桜田延良
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
山茱萸に山茱萸いろの雨降つて
著者の住む吉祥寺の周辺もすっかり市街化されて自然が少なくなっているけれども玉川上水や井の頭公園など雑木林や葎が残っている。この句は山茱萸に雨がけぶるように降っているのだろう。心安らぐ武蔵野の景。一句はかるく詠んでいるけれどもここに至るさまざまな雑物を濾過した上澄みの表現である。
鈴木しげを(「序」より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,200円(税抜き)
- 句 集 /
- つれづれに
- 著 者 /
- 池 菊人
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
チイさんのののさんになる別れ雪
俳句に深く傾倒するようになったのは母の入院が切っ掛けでした。病室に付き添うつれづれに俳句を作る機会が増えるようになりました。一語一語の言葉を大切にし、五・七・五を指折りながら、これからも俳句を楽しみたいと思います。

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 玲瓏
- 著 者 /
- 清水雪花
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装
休暇明け糊の効きたる白衣着て
雪花さんは理系のばりばりの薬剤師だ。この「リケジョ」もひょっとすると、かの大先輩たちのように花鳥諷詠の道をたどるのかもしれない。今は病いを得ているが、病いの中にあっても、自らを冷めた目で見て客観写生をしているところが凄い。すでに「花鳥諷詠」の徒である証だろう。
辻 桃子

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,700円(税抜き)
- 句 集 /
- 迷走果てず
- 著 者 /
- 二村博三
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装
若葉映ゆ果たせぬ夢の余生かな
どうやら勝村先生に手を引かれて歩き始めた俳句の道も迷いながら二十一年になる。八十路も最終年にきた。
「あとがき」より

2019年| 11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2018年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2017年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2016年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2015年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2014年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2013年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2012年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2011年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2010年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2009年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|4月|3月|2月|1月|
2008年| 12月|11月|10月|9月|8月|7月|6月|5月|