
2016 年 12 月刊行書籍

【 オリジナル句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 國 原
- 著 者 /
- 園 靖之助
- 判 型 /
- 四六判上製/函入り
束の間の八十年や青写真
シルクロードや雲南・インドなど渡航経験豊かな著者が日本はもとより海外の國原へも思いを寄せて詠む。

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,700円(税抜き)
- 句 集 /
- 梛の実
- 著 者 /
- 橋本まり子
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装
速玉の梛の実干してありにけり
熊野中辺路の川湯温泉で「鶴」関西支部の鍛錬会が開かれた。星野麥丘人ご夫妻も一緒であった。三宝柑の味が忘れられない。帰路は新宮に出て熊野速玉大社に詣でた。境内に大きな梛の木があったのを覚えている。私はまり子さんのこの句に出会って句集名は『梛の実』がいいのではと思った。
鈴木しげを

【 オリジナル句集 】価 格 / 3,500円(税抜き)
- 句 集 /
- 雲南の凍星
- 著 者 /
- たむら葉
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装
寒暁や棚田の神の降りたまふ/雲の峰いくさに子らを送るまじ
前句は雲南の棚田への神の降臨、後句は平和をのぞむ未来の子ども、二句とも葉さんらしいやさしい眼差しがよく伝わってくる。
宇多喜代子

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,500円(税抜き)
- 句 集 /
- 土 魂
- 著 者 /
- 大畠新草
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
掘り起す土のたましひ鍬始
一般的に第二句集以後は自選が原則とのことから登載の句々についてももっと佳什がありはしなかったかとの戸惑いはあったが、あくまでも自分の嗜好に基づき自選した。時代の流れと共に高齢化し人生の最晩年を迎えるに当り、ここに愚直な人間の生きてきた証をご高覧頂けたら幸甚である。
「あとがき」より

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,200円(税抜き)
- 句 集 /
- 道をしへ
- 著 者 /
- 手拝裕任
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
小刻みに飛んで高野の道をしへ
金剛峯寺の境内を飛ぶ斑猫の動きを見ていると、他のものとは違って一メートル足らずごとに止まることに気付いた。私はその動きに、衆生に対する仏の導きの有り様そのものを見た。これが句集名の由来である。指導者として、一歩先を行きつつ、時には立ち止まって手を差し伸べる気遣いを忘れないように、との自戒の意味をも込めたつもりだ。
「あとがき」より

【 200句精選シリーズ 】価 格 / 1,905円(税抜き)
- 句 集 /
- 春の泥
- 著 者 /
- 藤冨万亀子 尾家國昭
- 判 型 /
- 四六判並製/カバー装
老若の議論の果てや春の泥 國昭
お二人は手をたずさえ議論を交わしながら、目の前の自然を眺め、そこに織りなす人間模様を見つめて、そこから自己の感動や想いを的確に五・七・五に抜き取って詠みあげておられる。
吉川千丘

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 稲架日和
- 著 者 /
- 倉田夕子
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装丁
稲架日和まつすぐに降る鳶の笛
彼女の住まう厚木市の郊外は、言わば相模野の中央部に位置し、緑ゆたかな田園地帯でもある。自然詠を基調とする「春野」の誌風からの影響も否定できないのだが、「稲架日和」は、夕子さんにとっては、同時に日常身辺の卑近な景でもあったのである。感性確かな写生の眼が行きとどき、どの句からも風景に溶けこんだ作者の詩情が溢れ出ている。
黛 執

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,700円(税抜き)
- 句 集 /
- 夏 木
- 著 者 /
- 松林朝蒼
- 判 型 /
- 四六判上製/カバー装丁
風高く吹いてゐるなり朴夏木
句集名『夏木』は、まだ老いてはならぬと息子・誠が発案、私も娘の子・菜津紀という孫の名と訓みが同じで、シンプルさがいいと思って決めた。装画は誠が版画にしてくれた。
「あとがき」より

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