
2011 年 02 月刊行書籍

【 俳句作家選集 】価 格 / 2,571円(税抜き)
- 句 集 /
- 朝礼台
- 著 者 /
- 小野瀬まこと
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
落葉降り昔よりあり朝礼台
この作品から私は眼前の情景を通して氏の歴史を遡るような思いを感じたのである。言葉を換えると、この朝礼台には氏の歴史を見るようなところがある。つまり氏の温かい心はその学校の中に氏を一人の児童として受け入れているような、眼前の児童と同化するようなところまで至っているように思えるのである。
今瀬剛一(「序」より)

【 俳句ライブラリー 】価 格 / 2,095円(税抜き)
- 句 集 /
- 鉄線花
- 著 者 /
- 清野紫苑
- 判 型 /
- 四六判並製・カバー装
花びらをたたむ風あり鉄線花
紫苑さんは埼玉に生まれ、埼玉の地に住みつづけている。詠みあげる俳句も、この明朗・平安な風土に裏打ちされた心境を詠みあげて快い。
松本 旭

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句文集 /
- 稲の花
- 著 者 /
- 長塚 健
- 判 型 /
- 四六判上製・函入り
努力と喜び、苦悩と癒しの日常生活の中で句が生まれ、あまたの中から描出してのこの句文集が編まれた。大井戸辿師の教えを受けてから二十有余年の歳月が流れている。これを機に、さらに辿師のいう「生活に根ざしたいのちのうたの追求」を目途とし新たな俳境を拡げられることを念じる。
菊池 淳

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,476円(税抜き)
- 句 集 /
- たんぽぽのポポのポポさん
- 著 者 /
- 市川俊徳
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
自然と真っ直ぐに向き合って、それを詠むことに怖じず臆せず悠然としている。詠み手の魂が童心の如く自由でみずみずしく、澄み透っていなければ成し得ない。宇宙を視界に抱いて遊行の境地にある人であればこそ、自他ともへの優しさと哀しみがユーモアと溶け合う、たおやかな句集が生れたのだろう。
笹倉 明(作家)

【 イカロス選書 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 神楽面
- 著 者 /
- 山本一歩
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
その頬の辺りが父似神楽面
岩手の家に父が彫った神楽面がかかっている。翁の面で、昔はふさふさした白い鬚だったが、この頃は虫に食われたのか、色は茶を帯び、毛もまばらになってきた。彫り上げてから四五十年、面も齢を取るということを知った。 その頬の辺りがどこか父に似ているのである。彫った人間に彫られた面が似る。よく言われることなのだが、それをまさに実感したのであった。
(「あとがき」より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 夕花野
- 著 者 /
- 佐藤明日香
- 判 型 /
- 文庫判並製・カバー装
星一つ二つの薄い岩波文庫を、通学途中の中で読み取った思い出……。私の読書の原点でもあります。簡便な小さな本がすきでも今も本屋に行くと文庫本の棚を一巡するのを忘れません。この句集にはこれ迄の句集の句も抜き最近の句と合わせ300句に纏めました。
(「あとがき」より)

【 俳句作家選集 】価 格 / 2,571円(税抜き)
- 句 集 /
- 虜囚
- 著 者 /
- 河津あきら
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
鹿笛や脚絆冷え来し山仕事
「山を見る目」は「山を愛する心」。一本一本の木を愛すると同時に、それを育てた風雨を愛し、そこに育つ鳥たちを愛し、花を愛し、谷の流れを愛し、それ等と一体になる。これがあきらさんの俳句の心である。
江田居半(「序文」より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 朧月
- 著 者 /
- 見浪寛子
- 判 型 /
- 四六判上製・函入り
寛子さんは決して若くして俳句を始めたわけではないが、その俳句を始めるまでの、来し方の長い人生における辛苦とそれを乗り越えてきた努力の蓄積が、豊かな見方・感じ方となって、すでに初期の作品にその水準の高さを見せている。
「序」より

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 冬銀河
- 著 者 /
- 関根あつ子
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
冬銀河流れることを忘れている
飲み込みの良さについては、先師から良く聞かされていた。関口比良男という大先輩の導きが浸透していったことは、同門の一人として間近で見ていたので明らかである。さりげなく書きながら、重いテーマを内包している作品こそ本当の名句や秀句であろう。
山﨑十生

【 ベストセラーシリーズ 】価 格 / 2,476円(税抜き)
- 句 集 /
- 無限界
- 著 者 /
- 小出治重
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
前句集『土星』刊行後の五年間は私にとって終生忘れ得ぬ哀歓の日日が続いたのである。その満五年間に渡る全作品中から三百句を自選して纏めたものである。今後共、生ある限り、自己確立の俳句を創造すべく全力を傾倒するのみである。

【 女性俳人精華 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 高師の浜
- 著 者 /
- 松岡美代子
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
「文は人なり」と言われるが、逆に「人は文なり」とも言える。おとなしくもの静かな美代子さんの作る俳句は平明にしておとなしい。おとなしいこの句集は安心して読める。
森田 峠

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