投稿日:

日永田渓葉句集『蠟梅』


本日は、小社刊行の句集『蠟梅』をご紹介します。カバーの表題は、金文字でほどこされています。表紙の紙質は、立体感のある和紙で仕上げられています。カバーをとると、紺色の布地が表れます。これも金文字で表題が記され、どこか厳かなイメージがあります。以下帯の句より、転載です。

蠟梅を透かして過去の滲み来る 日永田渓葉
早朝の街洗われる新学期
二駅を揺られ新酒の蔵に入る

最近、よく耳にするのですが、句集を出したくても、ご結社での立場や人間関係において、句集を出せない方がいらっしゃるそうです。この句集『蠟梅』は、永田先生が、日永田渓葉様に句集を出すように薦められ、選句とあとがきも書かれ、句集出版の諸々のお世話をされたそうです。この一冊は、著者と永田先生のご尽力によります。

いま、全国的に俳句結社減少の傾向が見られます。句集の出版により、出版祝賀会が催され、作品がまとめて読まれることで、著者はこれまでの作句を省み、周りの俳人は、著者の姿に刺激されます。

句集出版は高価ですが、俳人、俳句の世界への刺激、活況へも繋がります。句集出版を希望される方で、何か出版に踏み切れない方でも、永田先生のような方がいらっしゃると心強いですね。そのような方がお近くにいらっしゃらない方は、ぜひ文學の森へご一報下さい。(Web/映像担当)

文學の森 お問い合せフォーム