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『平川苞集』


平川苞さんの句集が完成しました。この句集、何と装丁は、革製のものです。

金銀と彫られた文字が輝いています。1ページ一句立ての、文學の森仕様の活版印刷で印刷されました。本当に、豪華な句集となりました。文庫本サイズですが、手に馴染みやすい句集となっています。

革製の句集は、年数を重ねるたびに味が出てくることでしょう。 (Web/映像担当)

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上野燎・さち子句集相聞句集『山口にて』


今回、ご紹介する句集は、相聞句集『山口にて』です。上野燎様、さち子様ご夫婦の句集になります。

上野燎様は、川口重美に兄事した、「風」同人、「山繭」同人の俳人です。さち子様は、「濱」同人、「百鳥」同人の俳人で、ご夫婦で実力のある俳人です。平成13年に、さち子様が亡くなられました。

帯の一文、「青春、子育ての日々、そして別れ、山口で交わした夫婦の相聞句集」とあります。ご夫婦で、いつも同じ人生の岐路に立ち、また、様々なことがあり、そのたびにご夫婦それぞれの句が詠まれています。同じ風景を男女で違った印象を持ち、また、ときに同じ想いを抱いたことが、句集にまとめられています。

淡い空を描いた水彩画の装丁に、帯文には、上記の文言が記されています。

さち子様の最後の句群のあとに章が変わり、「そののち」として、上野燎様の奥様を偲ばれる句が並んでいます。(Web/映像担当)

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岡本高明句集『ちちはは』


岡本高明遺稿集『ちちはは』をご紹介します。薄緑色から装丁紙の白へと、左上から右下にかけてグラデーションがかけられています。句集名は、金文字でほどこされ、また著者名の英語表記も金文字となっています。黒文字の著者名が装丁のアクセントになっているようにも見えます。山尾先生が付けられた表題から、岡本高明氏が、父母を慕われていたことが伝わってきます。

以下、帯の表紙側の一句です。
ちちははの逝きし安心(あんじん)秋澄みぬ

以下、裏表紙の帯の句になります。
松活けて炬燵なかなかぬくもらず
はんざきに何の性ある松の風
寒波来る鶏のまぶたのほのぼのと
粕汁をゆすつて飲めば日が暮れし
いつたんは畦に下りたる花の山
三日ほど同じこころに菜虫取
耕ししあと放りある日数かな
梟のくれないそめし夜の五臓
暑かりし祇園は四時簾して
山百合に後生の風の通りけり

高明氏は、遺句集の出版は遺族の自己満足に過ぎないと認められなかったようですが、高明氏の死後、史料として不可欠というある俳人からの助言があり、刊行されることを決められたようです。

句集を通して伝わってくる人間の個性というのでしょうか、全く面識のない方であっても、その方の個性や魅力が、俳句から伝わってきます。俳句には、人の「生」を凝縮させる力があります。(Web/映像担当)

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